布留川 勝の人材育成の現場日記

ワシントン大学とMini-MBA開発

2011/10/19

グローバル人材育成

海外研修(若手・中堅)

UW All

10月17日(月)に、第72回G研
『費用対効果を最大限にするグローバル組織開発~最新英語学習法、
新Mini-MBAプログラム  Michael G. Foster School of Business,
University of Washington』
を開催した。

当日は、ビジネススクール学長のDr. James Jiambalvo、
また、Associate Dean of Executive Education and International Initiatives のMs. Jean Choyが
来日し、プログラム説明を行った。

第1部では、私から「コスト低減&効果継続!新しい英語学習法フレームワークのご提案」と題し、
「自立マインド×学習スキル・低コスト教材×習慣化」という、
新しい英語学習のフレームワーク
についてお話しした。

従来型の英語研修は、業務時間中の英会話レッスン、英会話学校や通信教育に対して、
企業から社員に対して補助する形で行われている。ただ、私は、この補助という形が
過度に社員を依存型にしているのではないか、と懸念している。
低賃金でハングリーな高能力人材との競争・協働が求められる今だからこそ、
加速化するグローバリゼーションに適応し、投資効果を出すためには、
英語研修のあり方そのものを「自立型」に変革する必要があると思っている。

このような英語学習に関する「自立型」社員を増やすこと、
それこそが英語研修コストを下げるレバレッジになると考えている。
下記の3つによって、社内の英語学習文化を社内に定着する仕掛けづくり
つまり、英語学習を自立的に行う社員をどんどん増やしていくという、
組織開発的アプローチは、弊社のクライアントの間では浸透しつつある。

◆自立マインド
なぜグローバリゼーションに適応する必要があるのか、
なぜ英語を学ぶ必要があるのか、学習者一人ひとりが理解し、コミットメントを立てる。
◆学習スキル・低コスト教材: 
世の中にはTEDやNHKなど、低コスト教材があふれている。
自分に合った学習法を見つけ、実施する。
◆習慣化:
強制的に英語を話す環境を作りだし、学習を習慣化する。
今回ご紹介したのは電話英会話レッスンだ。

語学とは超一流の講師に1週間みっちり習ったからといって、
すぐに上達するものではない。自分で地道な習慣化と努力をしてこそ、
身に付くものだ
。この原則を忘れていては、語学は上達しない。
そして、この原則に基づくものが今回のフレームワークだと考えている。
自立マインドと学習スキル・低コスト教材については、公開セミナーを11月と1月に予定している。
お時間が合えば、ぜひご来場いただき、効果のほどを実感いただきたい。

UW Jim

また、第2部では、University of Washingtonと弊社で共同開発した
3か月のMini-MBAプログラム
をご紹介した。
このプログラムの特徴は、3ヶ月間で下記の三つを行う。
A)MBA、もしくはエグゼクティブ・エデュケーションの聴講
B)アクションラーニング
C)プロフェッショナルとしての英語のブラッシュアップ

このMini MBAプログラムの最大の特徴は、派遣者のニーズに合わせ、
カスタマイズすることが可能
な点だ。
各社・各人によって研修のニーズは異なるため、
柔軟なカスタマイズによって、それぞれのニーズに答えられれば、と思っている。

UW Jean

上の写真のJean Choy氏は日本滞在歴も長く、日本語も上手だ。
日本語で話す時と、英語で話す時には、相手に合わせたコミュニケーション方法の
使い分けを行っており、見事なスタイルシフトのお手本だった。

次回は、11月8日(火)、
『他人事・他責・会社依存集団からの脱却~当事者意識溢れる組織への変革方法~』と題し、
中土井講師が登壇する。ぜひ、ご来場いただきたい。

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