布留川 勝の人材育成の現場日記

グローバル人材育成研修とキャリアパス

2011/10/03

グローバル人材育成

4年前の「1年間のグローバルリーダー育成コース」の卒業生I氏から嬉しいメールが、弊社ディレクターの福田聡子に届いた。ご本人に許可を得たので社名を伏せてご紹介したい。会社は、業界では日本国内首位、世界5位の企業である。

この企業の売り上げは国内がメインで、グローバル人材育成研修とキャリアパスが効率的につながらないのが悩みであった。そんな中、経営トップのグローバル展開へのビジョンが明確でこの研修を継続してきたが、I氏のような形で人材育成への投資効果が顕在化してきたのは喜ばしい。

ちなみにI氏の、研修に対する姿勢は群を抜く真剣度であり周囲へも好影響を与えていたのをよく覚えている。メールを拝読して感じたのは、I氏が「成功する人材の思考・行動特性」の持ち主である、ということだ。あらゆる機会をポジティブに捉え、成長の糧にしてきているのがわかる。私が提唱する、グローバル人材の定義のOSにあたる、「ビジョナリーシンキングとセルフエンパワーメント」がバランスよく高いのだ。

以下原文から社名と事業内容を除かせていただいた。

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福田様

いつもお世話になりまして、誠にありがとうございます。

2007年に研修卒業し、早4年。すっかり人生が変わりました。

お聞き及びの通り、10月1日付けにてXXXXXXXXXという現地法人
のハノイ支店勤務を命じられ赴任することになりました。

グローバル要員に任命後は、色々と自主的に企画し積極的に海外出張を組むように
しました。(幸い課長にもなれましたので、かなり自由裁量を発揮できた)

ここ2年半ほどで、今数えてみたらアメリカ4回、ベトナム(ホーチミン)3回、
フィリピン2回、台湾1回と10回も海外で仕事をすることができました。

私は国内担当の営業課長なので、異例の海外出張の多さだと自負しております。(
笑)

アメリカでは偶然にも新しいビジネスモデルを見つけることが出来、このビジネス
モデルを輸入し当社の関係会社でこの夏から日本展開を初めてもらいました。

ベトナム、フィリピンでは現在の国内ビジネスを現地に適用させるという仕事をし
、日本で行っているビジネスモデル(XXXXXXXXX)の横展開を行っ
ているところです。

台湾では、とあるメーカーと接触し、あるXXを輸入することになりました。

このような中、いよいよ現地に赴任となりました。 ハノイ支店にはまだ行ったこ
とがないのですが、ベトナム人の部下も10人ほど出来るようです。

ベトナムのマネージャクラスは日本でいう東大クラスの大学を出たものが大半で、
当然英語力(頭脳力)は非常に高く意思の疎通は全く問題がありません。

布留川さんのブログにも良く書かれていますが、私たちのベトナム法人のマネジャ
ークラス(20代後半から30代前半)の実力は半端ないです。これから彼らを部
下としてグローバル企業を相手に、グローバル企業がライバルで戦ってきます。(
そして引き抜かれにも注意しなければならないと思ってます。)

研修資料のリーダーシップのところを先日読み返しました。 本当に役にたってま
す。 今は、あらためてD.カーネギーの「人を動かす」を再度熟読しているとこ
ろです。

研修のおかげで本当に、いい意味で人生が変わったと思います。

これからもXXXXXXXへのご支援を宜しくお願い致します。
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