布留川 勝の人材育成の現場日記

新入社員のグローバル化

2007/07/11

グローバル人材育成

若手・中堅向け研修

ここ数年様々な形で「新入社員のグローバル化」をサポートするコースのデザインとコーディネートに携わっている。 「鉄は熱いうちにたたけ」ではないが、まだフレッシュなうちにグローバルなマインドを醸成するのが狙いである。
この対極にあたるのが管理職層のグローバル化であるが、こちらも待ったなしのケースが多く、国内海外で様々なプログラムを展開している。英語力がかなり低い(TOEIC300-400)の管理職のコースもサポートさせていただくが、コア人材の場合は意識も高く1年でなんとか目標を達成できるので、こちらもやりがいがある。

先週は某コンサルティング会社の新入社員のグローバルマインド研修がスタートし、講師を担当した。コースではケーススタディを使い、グループディスカッションを行った。全体的にモチベーションも高く、知的レベルが高い。その中でも、ディスカッションをリードする全体の10-15%の新入社員のレベルの高さは特に印象的だった。ロジカルシンキングのフレームワークを使い、論点を導き,他者の意見への傾聴や共感の表現力もすばらしいものがあった。

今年の新入社員の採用現場は売り手市場で、「自分探しばかりですぐやめてしまう」とか「傲慢である」など手厳しい意見も多いが、グローバル人材としてすぐにでも通用するような資質のある人材も多く、頼もしい限りである。

このグループは今月から全員上海で中国、台湾、韓国の新入社員と合流し、当社がコーディネートしたコースを受講する。異文化を持つ同世代との出会いは、彼らにどんなインパクトを与えられるのだろうか。今から楽しみで仕方がない。

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