布留川 勝の人材育成の現場日記

「リーダー育成で新機軸を打ち出し続ける、ロンドンビジネススクールは今、何に着目しているのか?」

2015/05/15

グローバル人材育成

ビジネススクール

英国の名門ビジネススクール、ロンドンビジネススクール(LBS)と6/3(水)と6/4(木)に合同セッションを行う。
幹部教育プログラムである、エグゼクティブエデュケーションのプログラム内容やクオリティコンロールを一手に担っているディレクターである、Adam Kingl氏を招いてのセッションだ。

今、グローバルリーダー育成の有効な手法として、海外のビジネススクールの活用が注目されている。
ここ2年ほど幹部のグローバル化に関するご相談が増えている。
以前からももちろんあったが、各社の本気度・緊急度が昨年あたりから急に高まってきた、という印象を持っている。

 

さて、ビジネススクールと言えば、米国というイメージが強いかもしれない。
私たちも協働しているが、例えばハーバードビジネススクール(HBS)などが多くの人の頭に浮かぶだろう。

 

5/14(木)の日経新聞朝刊の掲載記事が興味深かった。

「英老舗ロンドン・ビジネス・スクール、米の牙城に一穴
起業や女性支援手厚く 絶えず新機軸で学生呼び込む」

 

LBSはフィナンシャル・タイムズの世界のMBAランキング2015年度版では、HBSに次いで2位で、例年米国勢が上位10校のうち6~7校を占める中、欧州勢で唯一、10年続けて5位以内に入り続けている。

その秘訣は、常に新しいアイデアや改善策を打ち出していることにあると書かれていた。
例えば、グローバル化に伴い、欧米だけではなくアジア各国におけるリーダーシップのあり方を
比較研究するプログラムを打ち出す、起業支援のために事業展開に関するアドバイスや事業資金提供、女性向けの複数の奨学金制度を設けるなどしている。
そうした絶え間なく変革を続ける姿勢が評価されている、という記事だった。

LBSとは幹部教育向けのエグゼクティブ・エデュケーション部門と協働しているが、
エグゼクティブ・エデュケーション部門も新しい機軸を打ち出してきている。
例えば、「ワークシフト」や「未来企業」などのベストセラーで日本でも著名なリンダ・グラットン教授をリーダーに「人材開発」、「タレントマネジメント」に特化したプログラムを打ち出したり、デジタルネイティブなど新しい世代による企業経営の変化に対応したリーダシッププログラムなどである。

<写真は昨年のセミナーの様子>

昨年度の模様の詳細はこちらをご参照頂きたい。
https://www.globaledu-j.com/furukawa_blog/contents/innovation/2014-06-13/

一昨年、ご登壇頂いた際は、社内における人材開発部門の価値を高めるための考え方、その前はイノベーションについて話して頂き、大変好評だった。

前回の模様はこちら
https://www.globaledu-j.com/furukawa_blog/gken/2013-11-21/

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