布留川 勝の人材育成の現場日記

G研報告(172回)~体感!グローバルビジネスで必要なアサーティブコミュニケーションとは~

2018/08/10

グローバル人材育成研究会(G研)

コミュニケーション

私は同席できなかったのだが、8月2日(木)に大阪支社で開催されたG研の様子を当社コーディネーターからの報告を基に、皆様にもお伝えしたい。

 

皆さんも研修を受ける際、問われる事が多いと思う。「今回の研修を受ける目的はなんですか」と。

 

“グローバルコミュニケーション研修“を受けるのなら「多国籍な舞台でのコミュニケーション方法を身に着けるため」と答える人もいるだろうし、”コーチング研修“を受けるなら「部下の効果的な指導方法を学んで理想的なチームを作るため」と答える人もいるだろう。

その答えは確かに正解である。ただ、これらの質問全てに共通する答えが一つ存在する。

それは「ビジネスで勝つため」だ。

今回のG研のテーマは『体感!グローバルビジネスで必要なアサーティブコミュニケーションとは』だが、その目標も「ビジネスで勝つため」で、取り扱うアサーティブコミュニケーションも手段にすぎないことを講師のBrettは繰り返し説明し、受講者の中にしっかりと設定する。言われてみれば当然そうなのだが、意外と忘れがちなのだ。

「グローバルな舞台でビジネスに勝つ、チャンスを広げる為にはコミュニケーションを始めとするスキルを学ぶ必要があると自然と気付くだろう。それがマインドセットだ」とBrett講師は語る。

「そして今日のテーマはAssertive Communicationで、自信を持ってコミュニケーションを取り、ビジネスを拡大させる為に必要なスキルだ」としてセットされた目標と研修のテーマとをしっかりと結びつけるのだ。見事な手法である。

日本では相手が話しているときはなにも言わずに頷くなど、聞き入っている姿勢がよいとされている。文化的な話なので良い悪いではないが、それは大きな問題であることを説明し、問題意識を植え付ける。その癖を治すために徹底的にワークする。

Brett講師の熱意のこもったファシリテーションに受講者の声のボリュームもどんどん大きくなっていく。受講者が学んだ内容を実践する度に評価することも忘れず、固定概念をゆっくりと解きほぐしていく。

お昼休み明けには自然と解らない所、疑問点がある時は中断して聞く癖がついていた。

終盤にはフリートーク形式にすることでより実践的な力を磨いていく。

受講者達は終始熱心に聞き入っていて、最後に「この研修で何を得る事が出来たか」の質問に「意識の変化」をポイントとして上げる方が多かった。

目標を織り込むことでただのスキル研修で終わらず、今後も受講者が問題意識を持って日々過ごしていけるのだ。まさに研修のあるべき姿である。受講者から満足の声が上がり、大盛況のまま今回の研修も終了した。

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