布留川 勝の人材育成の現場日記

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今週火曜日に弊社パートナー講師の本田勝嗣氏をお招きし、G研(グローバル人材育成研究会)プレミアム分科会を開催した。プレミアム分科会は、参加人数は最大6名までで、場所は弊社のオフィスで行っている。
本会は通常20~40名のご参加であるが、分科会では人数を少なくすることで、1)講師との距離感が近くなる、2)ご参加者同士がより腹を割って情報交換できる というメリットがあり好評である。

今回は定員の6名のご参加であった。

内容的にはセンシティブであるので開示できない部分もあるが、常識では考えられないような、パワー/セクシャルハラスメントが実在することを再認識した。

本田勝嗣氏のセミナー内容は、大きく分けて以下2つの要素から構成されていることが特徴である。

1)ハラスメントを防止するコミュニケーション(褒め方・叱り方)
2)訴訟事例に焦点を当てたリスクマネジメント

大手企業はそのための対策をとっているが、1)と2)の両面からの対策を万全にしているケースは少ない
また、ハラスメント防止やリスクマネジメント研修が、コーチングなどのコミュニケーションスキル研修と結びついていない例がほとんどである。
弁護士などの専門家によるリスクマネジメントの講義では、コミュニケーションについて触れられることはほぼなく、同時にコーチングなどのコミュニケーションスキル研修では、講師に経営や管理経験がない場合がほとんどである。

本田氏は、コミュニケーション研修の専門家であり、かつ経営者としてのご経験や、中小企業診断士国家試験基本委員を務めておられるご経験などから、訴訟から企業を防衛するノウハウにも詳しい。

今回は私もオブザーブすることで、4時間のセッションという限られた時間ながらも、ハラスメントの実態と企業リスク、そして日々のマネジメントを通しての対策について、概略を理解することができた。

何か大きな事件が起きることをきっかけに研修を始めるのではやはり手遅れである。後手後手になるとそのコストは、損害賠償額などの目に見える部分だけでなく、ブランドイメージ低下、社員の心の傷、モチベーションの低下、など膨大になる

改めてリスクマネジメントの重要性と、対策に向けての研修のあり方を考えさせられた。

写真は当日の様子。

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