布留川 勝の人材育成の現場日記

グローバルHRDフォーラム 大阪開催 2017年10月18日

2017/11/28

グローバル人材育成研究会(G研)

10/18 大阪にて初の試みとなる、グローバルHRDフォーラムを開催した。
日本電産株式会社小野薬品工業株式会社グローリー株式会社の教育ご担当責任者様に各社のグローバル人材育成に関しての事例発表を行っていただくものだ。

昨年3月の大阪支店開設後、お陰様で徐々にクライアントもできており、ご質問やご意見をうかがう機会も増えきているのだが、多くの方から他社がどんな研修をされているのか?またどのようにやっているか?という声を頻繁にお聞きする。
研修内容などの具体的な「何」も勿論あるが、「どのように」やっているか(工夫)、や「どうだったか」(結果)に非常に興味をお持ちになっていることに改めて気づく。
その辺りの生の声をぜひ共有していただきたい、ということでの企画となった。今回も多くの企業ご担当者にお集まりいただき、熱気ある会となった。

まず私から「企業におけるグローバル人材育成の動向」と題してお話しさせていただいた。

ご講演者と発表内容は以下の通りである。
日本電産株式会社 平田様 「日本電産の次世代グローバル人材育成プログラム」について

小野薬品工業株式会社 大澤様「小野薬品工業のグローバル人財育成の取り組み」について

グローリー株式会社 大河原様、野﨑様「シリコンバレーでのグローバルセッション」について

その後、発表いただいた4名様とのパネルディスカッションとなった。
いずれの発表者にも共通していることは、試行錯誤しながらも、会社の将来を担う選抜人財に対しての教育に本気で臨んでいる点である。

各社の理念を大切にしながら、教育を重要な投資と位置づけ、グローバルでの競争に勝ち抜くための人材育成を今後も改善しながら取り組んでいこうとする考えが明らかになり、ご参加企業の方々にも大きなる刺激になったようである。

パネルディスカッションでの参加者からの質問を幾つか抜粋する。

Q.「海外で行う研修と国内で行う研修の差は?費用も大きく違うようだが」
A.「シリコンバレーの会社など、本気で世の中を変えようと、全社員が考えている姿を見たとき、その衝撃が大きい」
「本やテレビで観てもわからない、その雰囲気の違いが決定的であることを知れる」
「経費で考えれば確かに高いが、自社のTOPクラスの人材育成を投資と考えれば見合う」(研修場所問わず)
「海外は刺激を受けることが最大の目的、国内に戻ってどのように社内を変革していけるか、一方国内はスキルや考え方などを体系的に学ばせている」
「M&Aをした現地幹部も対象となるため、日本国内で実施している」

Q.「選抜グローバル研修は管理職以上が多いようだが、20代のグローバル研修はどのように考えているか」
A.「まだ実施していない。本部長クラス、部長クラスを実施しており、次に行うとしたらその直下の階層を対象とする」
「20代については、新卒でも20代中後半の社員もおり、まずは各自の専門性を優先させている。一方で、入社時研修ではパーソナルグローバリゼーション研修を導入している」
「短期語学留学を毎年5名、⇒海外トレーニー(1年間)、海外赴任としている」

など、これら以外にも多くの質疑応答があった。ご興味のある方は、大阪支店にご連絡いただければ幸いだ。

第1回目のグローバルHRDフォーラムは大成功の内に終了した。
お忙しい中、登壇していただいた皆様には心より感謝申し上げる。


<登壇いただいた皆様と福田と記念撮影>

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