布留川 勝の人材育成の現場日記

G研報告(114回)ロンドンビジネススクールの次世代リーダー育成

2015/06/09

グローバル人材育成研究会(G研)

ビジネススクール

第114回グローバル人材育成研究会
『ロンドンビジネススクール ディレクターが来日!
企業のこれからを担う若手・次世代リーダーの幹部育成』
を開催した。

第1部では、私からエグゼクティブエデュケーションの概要、
今注目を浴びている理由、そして投資を効果的に行うための
事前研修の重要性についてお話した。

その後、グラクソ・スミスクライン株式会社の中野様より、ご自身がLondon Business Schoolに行かれた体験をお話いただいたのだが、
まさにTransformative Experienceだったのだな、と感じた。
Transformativeとは、自己革新や自己変容を促す、というニュアンスだ。

 

「プログラムに参加したことによって、まさに自分の人生が変わった、
残りの人生の目的が明らかになり、
そこから逆算して自分がやるべきことが明確になった」

という言葉は、中野様がまさに、苦しみながらも、
自分のキャリアをしっかり見つめて、
エグゼクティブ・エデュケーションという、
リーダーシップ開発の最高峰の場を使いこなしたという例だろう。

第二部では、London Business School(LBS) の
アダム・キングル氏
から、
最新の研究に基づき、Generation Yと呼ばれる人々が
どのような価値観に基づいて人生と仕事について考えているのか、
そしてそれらが今後の社会にもらたす影響
をお話いただいた。

その中で、一番印象的だったのが、
長寿社会になって、一生における労働生産時間が伸びると、
キャリアの意識が変化するということだ。
一つの仕事や専門性だけで職業人生を終える、というより、
複数の仕事はもちろんのこと、複数の専門性をもって
仕事をする人が増える
というのだ。

先がなかなか見通せない激動の社会にあって、
個人のキャリアをどう考えるか
、というのは
ますます重要なトピックになるだろう。

また、London Business Schoolの特徴についてもお話いただいた。
ビジネススクールというと、ケーススタディを思い浮かべがちだが、
LBSではリーダーシップコーチングや、シミュレーションなど、
様々な学習法を使って、内省の機会
を増やしている。
多様な学習スタイルの人がいるからこそ、多様な学習法を揃え、
まさに自分自身のTransformative Experienceを引出している。

エグゼクティブ・エデュケーションプログラムには様々なものがあり、
各学校が特色を出しながら作り上げている。

派遣目的や派遣者に合ったプログラムを選ぶことが重要なのだが、
傍目に見ると、プログラム同士や学校同士の違いが分かりにくい時もある。
そんな時こそ、ぜひご相談いただきたい。

<LBSのアダムと弊社福田と一緒に>

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