布留川 勝の人材育成の現場日記

パリとの相性が意外とよかった日本発「一勝九敗」グローバル企業

2014/08/14

エッセイ

グローバル企業

image随分昔に府中に住んでいた頃ユニクロが近くにできて、ふーん、なんか変わった店だなと思っていた。そのユニクロが今やグローバルでZARAとかGAPとかH&Mというアパレルグローバル企業と堂々と渡り合っている。あの頃から柳井氏にはこの姿が見えていたのだろうか?恐らくYesなのだと想像する。

image日本企業のグローバル化を支援させていただいている私としては、グローバル競争力がなかったアパレルなどが参入して勝ち上がってくるのを見るとただ嬉しくてしょうがない。

ということで、ユニクロパリ店行ったので少し様子を紹介。(ユニクロの宣伝ではないですよ、念のため)。
店に入っているお客が粋に来こなしていてカッコイイ。あ、ユニクロもこうやって着ればいいんだな、 というお手本がたくさんいた。
企業の成長プロセスというのはつくづく面白い。グローバル市場で揉まれながらどんどん脱皮を繰り返して行くうちにものすごい実力がつくのだから。整然と並ぶ商品は日本のアイデンティティもあり、質の高さも日本スタンダードなところがまたいい。パリやニューヨークで勝ち残るのは本物だけだ。だから、実力のある企業はどんどんグローバルで学ぶしかない。失敗もたくさんするだろうが、尻込みしていたらどんどん後ろから抜かされる。ユニクロだって、ロンドンでは痛い目にあっている。

柳井氏もこう言っている。「僕はずっと失敗してきた。今までのどのビジネスでも一勝九敗くらい。唯一成功したのがユニクロです。致命的にならない限り失敗はしてもいい。やってみないとわからない。行動してみる前に考えても無駄です。行動して修正すればいい。

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imageさすがにそんな着こなし上手のパリジャン、パリジェンヌの写真は撮れず、店とマネキンだけ撮れました。。

上の写真の車はボロボロのシトロエンだがほんとにパリに似合う。こんな車に乗るオシャレな若者とユニクロは結構相性がいい。
それにしても、今回の訪れたバルセロナ、マラガ、パリのどこでもフェラーリなどのハイエンド高級車が上海、ニューヨーク、東京に比べ異常に少ない。ドイツ勢のベンツ、BMW、アウディの小型は見かけるが、ベントレーやマゼラティやポルシェは少ない。あまりそういう車を好む人が少ないのか?あるいは景気や税制の関係なのだろうか?いずれにしろ現地の人の話を聞くとEUの景気はなかなか厳しそうである。

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