布留川 勝の人材育成の現場日記

香港の中国人

2010/11/06

エッセイ

hongkong

昨日から香港に来ている。飛行機の中では尖閣列島問題のビデオがYouTubeにアップされた事件が大々的に報道されていた。ここ1ヶ月の日中の雰囲気は最悪であるが、3年ぶりにきた香港に何か変わった雰囲気がある訳ではない。反日運動の画像が流れるたびに、多くの日本人は中国嫌いになりがちだが、空港に迎えに来てくれた香港人のガイドTimは信じられないくらい親切で温かい香港人だった。彼の私への接し方はなぜか子供の頃のやさしい近所のおじさんを思い起こさせた。

仕事というより、本当に役に立ちたいという気持ちが伝わってくるし、礼儀正しい。ホテルの部屋の電源が壊れていたので、エンジニアに来てもらったのだが、彼も同様の雰囲気だった。

たった1日で、最近私の中にも少し芽生えてきたネガティブな中国人イメージは吹っ飛んだ。最近日本人が海外駐在や留学に消極的になってきたというデータが続々メディアから伝わってくるのはとても残念なことである。政治や経済の世界をメディアで見聞するだけではなく、直接人と触れ合いコミュニケーションを持つことの大事さを感じた。

写真はホテルの部屋から撮った。朝から雨である。日本や欧米のグローバル企業の宣伝ボードが立ち並ぶ中、サムソンだけが終日電気ONで目立つ。

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