布留川 勝の人材育成の現場日記

「11人のリーダーらが示す組織の未来図とは?」

2012/11/12

リーダーシップ

写真 (1)

今日は台北3日目である。こちらは少しひんやりした気候である。少し時間が空いたので先週の日本でのセッションについてご紹介したい。

先週の水曜日、木曜日の2日間で外資系大手メーカーで、社長を始め経営陣11名による、新戦略を組織に浸透させるための方法を検討するオフサイトセッションが開催された。

ファシリテーターはリーダーシップ研修の専門家である新里聡講師
元7つの習慣のカリスマ講師として活躍され、故スティーブン・コビー氏が来日される際は通訳に指名されるほどの人だ。幅広い知識と理論にしっかりと裏打ちされたファシリテーション、そして高い共感性で、導入企業からはいつも高い評価を頂いている講師である。
多くの研修参加者から「沖縄の風が吹く」といわれるほど暖かな雰囲気で、会場全体をリラックスかつオープンに語り合える場に出来る人で、参加者の表情はいつも和やかかつ目が輝いているのがいつも印象的だ。

そんな新里講師のファシリテーションによる今回のセッションについて担当の近藤から報告があった。
会場は那須白河の紅葉の山々に囲まれた素晴らしい施設で行われた。

今回は、新里講師による、リーダーシップやリーダーとしてのコミュニケーションという研修部分と、人事ご担当役員から新戦略に関する提案と課題の提示、そしてそれらの課題について考えることが繰り返される、実務と研修が絡み合った特殊な内容だった。
私も事前の打ち合わせに参加したが、会社のこれからのグローバル化に対応した戦略と展開を考えるもので、これまでのやり方からは大きく変わるため実行には慎重な対応と強いリーダーシップが必要とされる。

そんな内容であったが、11名の経営陣にとって、いいディスカッションが出来たようで、近藤からも2日間を終えての経営陣の方々の晴れ晴れとした表情が印象的だったとの報告を受けた。
11名のチームビルディングにもなったようで、実践に向けてこれからひと山もふた山もあるであろう、新戦略の展開に向けて、全員で一枚岩になって取り組もうという一体感が生まれたそうだ。

このセッションの前には、経営会議も行っており、合計で2日半を終えて、社長から次のような言葉を頂いたそうだ。

「もやもやとしていたものがスカッとした」、
「2日半だったが疲れた感じがしない。まだまだ出来る感じだ」

今後の組織の方向性に関して、11名で同じ方向を見据えることが出来た充実感ある内容だったからこそだと感じる。

一般的な日本企業のスタンダードからすると若く、かつ女性もいる経営陣11名の描く将来の組織はどのように変わっていくのか?
これからが楽しみである。

写真

写真は会場の様子。朝、虹がかかった様子が見られたそうだ。

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