布留川 勝の人材育成の現場日記

韓国英語教育事情とサイバー暴力

2009/12/21

英語力底上げ

with MIn今日は古い友人で韓国では英語教育の第一人者として有名なMin Byoung-chul氏と会い、最近の各国の英語教育事情と彼がここ数年取り組んでいる韓国のサイバー暴力について話を聞いた。
英語教育に関しては、今韓国で受講者が急増しているのが、Phone English、すなわち電話での英語レッスンだそうである。PCを通して学ぶコースもあるが、やはりPCを立ち上げるという作業が障害となって意外と続かない。それに比べると、先生から携帯電話にかかってくるレッスンは長続きする、ということである。韓国の英語熱は相変わらず高いが、事情は若干日本と似ていて、管理職層の英語力の低さはやはり大きな課題である。Min Byoung-chul氏はこう分析する。「日本人と韓国人は英語に関して、同じ課題がある。それは、意見を自由に言わないという文化が英語習得にネガティブに影響している。その点、同じアジアでも中国人は、言いたいことを主張するから、英語の上達も早い。」

サイバー暴力に関しては、ここ数年韓国の有名人の自殺が相次ぎ大きな社会問題になっているが、背景としては、韓国では、年長者や上司に直接異議を唱えることがしにくい社会で、その結果、バーチャルな世界でその不満をぶちまけているという側面があるらしい。
Min Byoung-chul氏は、SUNFULL「命を大切にする考え方生命」運動を立ち上げている。今、日本との連携運動を模索中で、賛同者を募集中である。

写真左が、Min Byoung-chul氏。韓国では知らない人がいないほどの有名人である。

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