布留川 勝の人材育成の現場日記

大不況時代の「社員の英語力アップ」

2009/01/16

英語力底上げ

d89f1765.jpg年明けから10社以上の人材育成ご担当者とお会いしお話を伺った。この景気後退の中でいかにコストを下げて研修効果を出すかが懸案であるという声が多かった。

その中でも、グローバル人材育成のカテゴリーでは、英語研修の見直しを検討中の企業が多く従来型の、英会話レッスンや通信教育・eラーニングの経費も削減の対象になっているようである。もともと、英語をモノにすることに対して、コミットしていない社員に会社負担でいくら機会を提供しても、結果は決して満足のいくものにはならないのは当然である。

しかし、社員に英語力をつけなさいと、社長や上司が一言言えばすむ問題ではない。では、コストを下げて社員の英語力を上げるにはどうすればいいか?

それは、社員が自ら英語をモノにすることに真剣になる「仕組みづくり」である。社員が楽しくてしょうがないから、自費で英語を学び始める「仕掛け作り」である

環境は整ってきている。

世界中のビジネスパーソンが必死で英語を学んでいる中で、これから数十年英語力なしで生き残れるかも実は大半の人は内心心配である。

また、英語をモノにしようと決心すれば、インターネットの普及(今更強調するまでもないが)で、いくらでも安価、あるいはただで英語が学習できるようになってきている。
NHKの英語番組も最近はどんどん右脳的になり楽しくなってきている。

まして、英語はすでにグローバルイングリッシュ(文法や発音などに若干問題があっても十分に通じる母国語ではない英語)主流の時代である。
英語を話す相手はインド人、中国人が多くなってきている。

私自身もここ数年は中国人、韓国人やシンガポール人との仕事が増え、お互いグローバルイングリッシュで会話しているが、何の違和感もない

この大不況の時代には、新しい「英語力アップパラダイム」が必須である。

英語をモノにする本質は、本人のモチベーションであり、コミットメントなのである。
留学もせずに、英語をモノにした人たちの共通項は、「英語学習を習慣化」している、という1点である。

人材育成の現場としては、いかにその中核に手を突っ込んで「改革」に着手していくかである。

この成功事例は、近日中に「グローバル人材育成研究会」でも取り上げていきたい。

写真は昨年末に行ったグローバルマインド研修での私のセッション。
右脳型英語学習法(楽しみながら英語学習を習慣化する)も内容に入れた。英語嫌いの技術者も多かったがとても真剣なのが印象的だった。

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